【働く女性の注目記事】人の輪と学びを育てる「きらきら学校」
今回とりあげる記事は、広報いずもから「きらきら学校 生徒募集」についてです。
きらきら学校! 素敵なネーミングの学校です。出雲市では、ボランティア先生が講師となり先生と生徒が協力しながら運営していく教室を開催しています。着付けや和紙ちぎり絵、百人一種などの趣味を広げる講座から、パソコン教室やスポーツテーピング教室など実用性の高い講座まで、6月号では7つの講座の生徒募集が紹介されています。
なかでも、私が注目するのが「絵で解く算数教室」です。小学2年生から6年生の子どもクラスと楽しく脳トレをおこなう大人クラスがあります。
勉強や成績のためではない算数教室に興味がある人は、大人も子どもも意外と多いのではないでしょうか。江戸時代には、囲碁や将棋のように趣味のひとつとして和算を好む人々がいたそうです。当時の算数・数学は和算と呼ばれ日本固有の算術として発展しました。和算好きは、庶民も武士も関係なく難解な問題をみんなで議論しながら解くことで交流があったようです。きらきら学校の算数教室は、そんな雰囲気を想像させられます。
プロの講師の方に教えていただくのも素晴らしいのですが、ボランティア先生と学びたい生徒が同じ思いを持って集うことに意味があるのかもしれません。共通の学びを介して仲間の輪が広がるのもいいですね。気軽に、けれど真剣に学ぶ気持ちをはぐくむ場所として大いに活用しましょう。