18歳選挙権はじまる…で、大人も「選挙」について復習!
我が家には、18歳の大学生がいます。高校生だった昨年まではまだまだ子どもだと思っていたのですが、大学に入学すると途端に打ち上げだ、友達の家で‟たこやきパーティーだ”などと言ってはオール(徹夜)することもしばしば。そしてそうした遊びのしわ寄せで、課題は提出締め切り前日に、これまた徹夜して仕上げる始末。若いとはいえ体を壊さないか傍で見ていて冷や冷やしてしまいます。
そんな自己管理も微妙な年ごろの18 歳ですが、今年7月に予定されている参議院議員通常選挙から、投票にいき、政治に対して自分の意思表示をすることになります。長野県中野市の『広報なかの平成28年6月号』ではさっそく「~私たちの声を、私たちの将来に~18歳選挙権、はじまる」という特集が組まれていました。高校生の素朴な疑問に、市選挙管理委員会委員長が答えてくれる…というものなのですが、これが特にネットと選挙の関係について、大人にもなるほど!と勉強になるものなのです。
例えば、選挙運動が可能な期間以外に選挙運動してはいけないことはわかっていても、インターネットを利用したものを含むということは、うっかりしがち。さらに有権者はウェブサイトなどインターネットを利用した選挙運動ができても、電子メールを利用した選挙運動は候補者および政党などを除き、認められない…。うーん、なるほど。
また、Twitterで候補者のツイートを「リツイート」することは、すでに選挙運動に当たるとか。ええっ、そうなの? だから、同じ高校生でも18歳以上になっていれば「リツイート」できるけれど、満18歳未満の生徒が同じことをすると、公職選挙法違反になるおそれがある…とのこと。これは先生の指導が大変ですね。なにしろ高校3年生のクラスには、選挙運動のできる18歳と選挙運動のできない17歳が混在しているのですから。
こうした事情もあり、高校では選挙について授業で多く取り上げられているようですが、大学生、専門学校生などは、そしてネットに疎い大人も自ら学ぼうとしない限り、なかなかこうしたところまで知ることができません。この『広報なかの平成28年6月号』の特集は、初々しい高校生に登場してもらいながら、実は広い層の啓発をも担っているのですね。勉強になりました。私もすっかり知ったかぶりをして、息子にクイズをだしてみようと思います。「Twitterで候補者のツイートをリツイートすると、選挙運動になる? ならない?」って。さあ、今日の息子の帰宅が楽しみです。