「救命救助 水の事故を防ごう!」
平成27年に全国で発生した水難事故は1,450件、事故に遭った人の数は1,635人にのぼっています。事故の場所は、1位が「海」で全体の52.8%、2位が「河川」(29.7%)、3位が「用水路」(8.6%)、4位が「湖沼池」(7.2%)となっています(「政府広報オンライン」ホームページ)。水難事故は、命にかかわる重大事故になる可能性が非常に高いため、夏休みが始まるこの時期に、自治体広報紙には事故にあわないための注意喚起の記事が数多く掲載されています。
今回は、そのような記事のなかから長崎県長崎市の「広報ながさき」平成28年7月号 No.786の「救命救助 水の事故を防ごう!」を取りあげます。この記事では、夏を楽しく過ごし、事故にあわないための対策が、【海や川、プールで泳ぐとき】と【釣りや船遊びなどを楽しむとき】に分けて説明されています。たとえば、海や川で子どもと一緒のときは、“こまめに人数を確認する”、“必ず大人が付き添い、目を離さない”などが指摘されています。
また、【水難事故を見つけたとき】の注意として、
・目を離さず、大声で周りの人の助けを呼ぶ(119番通報)※海での事故118番通報
・単独ではなく、複数人で救助する
・素手ではなく物(ペットボトル、棒、ロープなど)を利用して救助する
などの項目があげられています。
いざという時に冷静に行動することは難しいので、事前に確認しておくことはとても大切だと思います。
夏の時期は、水の事故ばかりではなく、交通事故のリスクも増える時期です。長時間運転にくわえ、渋滞、混雑、猛暑などにも対策が必要です。わずかな気の緩みや不注意が大事故につながる可能性もあます。さまざまな事故のリスクが高まる時期ですが、油断することなく楽しく安全な夏休みを過ごしたいものです。
☆長崎県長崎市では観光キャラクター「さるくちゃん」が活躍しています。