【働く女性の注目記事】江戸の風物詩「打ち水」で暑い夏を乗り切ろう!
今回は、広報としまから『梅雨が明けたらエコで快適な「打ち水」を!』の記事をピックアップします。
関東は例年より遅い梅雨明けでジメジメした日が続きましたが、これから本格的な暑さがやってきます。冷房に頼り過ぎるのも辛い!ということで、節電やエコを意識した「打ち水」が注目されています。
果たして、水を撒くだけで涼しくなるのでしょうか。打ち水の効果を研究している日本水フォーラムでは、1平方メートルに1リットルの水を撒くと、温度が2度下がるという検証結果を発表しています。撒かれた水が蒸発する際に発する気化熱が、温度を下げる効果を生むそうです。ただし、朝・夕の涼しい時間に撒くことが重要です。日中の暑い時間帯に水を撒いても一瞬で蒸発してしまい、気化熱効果は生まれません。お風呂の残り湯などを利用するのがおすすめです。
そもそも打ち水は、江戸時代中期頃に庶民の暮らしに定着したといわれています。時代劇で、玄関前を掃き清めて打ち水をするシーンに見覚えがある方もいるはず。300年前から実践されている日本古来の生活の知恵が、現代に受け継がれているのです。
東京都豊島区では、8月1日から7日までを打ち水週間とし、街をあげて取り組むそうです。豊島区だけでなく、打ち水をして涼を感じるイベントは全国各地で開催されています。江戸の風物詩にちなみ浴衣姿で参加する方も多いそうです。粋で素敵ですが、濡れた道路に慣れない草履で足を取られることも。舗装道路に水を撒くと滑りやすいので注意しましょう。