夏休みに、もう一度見直したい! 自転車のルール
夏休みです。今の子どもは、家の中にばかりいる…なんて言われていますが、この夏は人気のゲームの影響もあるのか、自転車に乗って、元気にお友達と遊びに行く子どもたちの姿もよく見かけます。
そんな8月に、とてもタイムリーな記事が兵庫県宝塚市『広報たからづか 平成28年8月号』に掲載されていました。「<特集> 自転車ルール、守っていますか?」。そういえば、「自転車ルール」って、実はよく知らないですよね。
私は街を歩いていると、車道を走っていた自転車が、車道の信号が赤になってもそのまま走って行ってしまうという場面によく遭遇します。目の前を猛スピードで堂々と横切っていく自転車を優先させて横断歩道を歩いていると、あれ? 自転車は車道を走っていても、自動車のための信号だから守らなくていいのかな⁉ と自分の思っていた「自転車ルール」の方が間違っているのではないかと思ってしまいます。きちんと止まる自転車の方が珍しかったり、それが交番の前の交差点だったりするものですから…。
こうして広報紙で、「自転車ルール」を確認できるといいですね。私は、歩道では歩行者優先というのは知っていましたが、その際、自転車は車道寄りを徐行、というのは知りませんでした。実際、自転車と歩行者の私、どちら側によけるかで、コントのようにふらふらすることも。これからは、迷わず車道側を譲ろうと思います。やはり「ルール」は、社会のみんなが心得ておかないと成立しないもの。地域の人すべてが目にする広報誌で特集する意義があります。
また『広報たからづか 平成28年8月号』には、自転車の運転に気をつけたい市内の場所がいくつか紹介されていました。これぞ地域の貴重な情報! 夏休みですから、いつもより行動範囲が広くなりがちな子どもたち。事前に危ない場所を確認しておけば、事故が防げますよね。
兵庫県では昨年10月から自転車利用者の賠償責任保険への加入が義務化されているそう。それだけ深刻な事故が起きているのでしょう。自転車は便利で、気軽で、クリーンな乗り物ですが、時には、人を傷つける凶器になることがあるのも確か。夏休みという機会を活かして、改めて社会全体で、「自転車のルール」を確認しておきたいですね。