【働く女性の注目記事】意外に身近な「認知症」。大切なのは正しい知識と正しい理解!
静岡県森町発行の広報もりまち 平成28年8月15日号 「くらしのヒント」に、もの忘れと認知症の違いについて、分かりやすい記事が載っています。60代になる私の親も、会話の中で「あれ?」と思うような事がだんだん増えてきた気がします。それが老化に伴う年齢相応のもの忘れや勘違いなのか、認知症を疑うようなものなのか、一般の人にはなかなか分かりませんよね。実は、80代になる私の祖母は、かなり進行した認知症で施設に入っています。自宅にいた頃は、勝手に出かけてタクシーに乗り、とてつもなく遠いところまで行き、警察の方にお世話になることも多々あったそうです。
認知症による行方不明者は、毎年1万人超、全行方不明者の10パーセント超を占め、年々その数が増えています。安全確認などもできないため、交通事故の可能性もあり、1人で外出することは大変危険です。認知症は、そういった二次的な危険性を持つ病気なのです。
そして、やはり何よりもつらいのは、家族のことすら分からなくなってしまうことではないでしょうか。
こうした状況を未然に防ぐには、早期発見、早期治療がとても重要です。認知症の種類によりますが、進行を遅らせることも可能です。また、症状の軽いうちに、本人と家族が理解を共有し、その後の生活について本人の意思を尊重しながら話し合い、信頼関係を築いていくことで、後々のトラブルを回避する事ができます。そのために必要なのが、認知症への正しい知識と正しい理解です。広報もりまちに載っているようなヒントを参考に、認知症をもっと身近に感じてもらえたらと思います。