【働く女性の注目記事】昔も今も、街を見守る帰宅チャイム
秋分も過ぎてだいぶ日が短くなったのを感じるこの頃。「帰宅チャイムは10月から午後4時30分に放送」との記事が、区のお知らせ中央に載っていました。
夕暮れ時に流れるあの放送が帰宅チャイムという呼び名だったとは。ご存知でしたか? 子供のころ、日が暮れてきた空にメロディが響き渡ると少し物悲しい気持ちになり、家路を急いだ記憶はきっと誰にでもあると思います。
この定時放送として、チャイムやメロディを流す自治体は多くあります。「犯罪や事故から子供たちを守るため、帰宅を促し地域のみなさんに見守りをお願いするという意味が込められている」とのことです。また、理由は自治体によりますが帰宅チャイムを放送しない地域もあります。
各自治体によってチャイムやメロディの選曲はさまざまで、市民・区民の歌のメロディを流している地域もあるようです。メロディの多くは「夕焼け小焼け」「赤とんぼ」「遠き山に陽は落ちて」など、夕暮れや家路を思わせる曲を流しています。季節や時季によって、放送するメロディを変えている自治体もあり、わたしの住むさいたま市では9月から11月は「夕焼け小焼け」、12月から2月は「ふるさと」、3月から5月は「春の小川」、6月から8月は「うみ」です。メロディから季節を感じ取ることができます。
毎日の帰宅チャイムの放送は、防災無線のテストも兼ねているそうです。子供たちの帰宅を促しつつ、日々「もしもの時」に備えている。街全体を見守ってくれているようで、頼もしく感じられますね。