【働く女性の注目記事】つながれば大きなパワーに! 地域活性化のカギはママたちにあり!?
先日、私の住む市で初のママたちによるイベント「ママフェス」がありました。子育て中のママ同士をつなぎ、情報交換や悩み事の共有を目的とした「フェス」で、現役ママたちが企画・運営して様々なステージイベントやワークショップ、約60のブースでの物販やグルメなど、中身の詰まった盛大なものでした。縁あって私もブースの一つでお手伝いをさせていただきましたが、とにかく企画者のママたちの行動力と、それに賛同して出店やワークショップができるママたちの多いこと、そして彼女たちのスキルの高さに驚かされました。ベビーダンスを教える人、手作りの布雑貨やアクセサリーを販売する人、英語のワークショップを開く人もいて、普段はどこに隠れているのだろうと思うような達人たちがキラキラと活躍していました。
彼女たちを見ていて改めて気付いたことが一つ。それぞれがママである前に、何らかの分野でのスペシャリストだということです。出産を機に第一線を退きはしても、まだまだやれることがあると、出産前よりちょっと無理をして、こうした場に出てきたのだろうかと想像しています。子育てママたちは地域に密着しているので、一旦つながるとあっという間にネットワークが広がります。そして点と点が大きな円になって「フェス」を成功させた様子は感動的で、ママたちの底力がとても頼もしく、まぶしく見えました。
こうした動きは各地で起こっているらしく、茨城県守谷市でも「ママが活躍する“まち”プロジェクト」の一環として、市内の手作り作家さんを中心に、アクセサリーや木工、雑貨などの手作り品を販売するイベント「もりや手づくりマルシェ」が開催されます。このプロジェクトは、才能豊かなママたちに市が活躍の場を提供し、市にとってはイベントや守谷市オリジナルグッズ製作を通じて市の魅力を発信してもらうという、双方にとってメリットのあるものです。女性活躍推進という言葉がしばしば聞かれますが、子育て中のいわば眠れるスペシャリストたちに焦点を当てた政策は、地域に必ずプラスの効果をもたらしてくれることでしょう。