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自治体の皆さまへ

11月は火災予防運動~いのちを守る7つのポイントを確認しましょう~

「自治体広報広聴研究所」代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住
金井茂樹

2016.11.08 広報にらさき 2016年11月号 山梨県韮崎市

今年も11月9日から15日までの1週間、“秋の全国火災予防運動”が実施されます。この運動は、火災予防に対する意識や行動力を高めることによって火災の発生を防ぐことを目的として、毎年春と秋に行われています。全国の火災発生件数は、平成18年の約5万3000件から昨年の約3万9000件まで減少し、全体としては減少傾向にあるようです(総務省消防庁ホームページ)。しかし、いまだ1日平均100件を超える火災が発生していることを考えると、年2回の火災予防運動は私たちの意識を高めるうえでとても大切な機会です。この時期、自治体の広報紙にも、消防演習やパレード、ポスター展示など火災予防イベントに関連した記事が数多く掲載されます。

今回は火災予防に関する記事のなかから、山梨県韮崎市「広報にらさき」2016年11月号の「<特集>11月は火災予防運動」を取りあげます。この記事は、“住宅防火 いのちを守る7つのポイント”の紹介とともに、自宅の火災警報器や消火器の対策と火の元確認のお願いです。“いのちを守る7つのポイント“とは、次の”3つの習慣“と”4つの対策“です。
【3つの習慣】
・寝たばこは、絶対やめる。
・ストーブは、燃えやすいものから離れた位置で使用する。
・ガスコンロなどのそばを離れるときは、必ず火を消す。
【4つの対策】
・逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する。
・寝具、衣類及びカーテンからの火災を防ぐために、防炎品を使用する。
・火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器等を設置する。
・お年寄りや体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。

火災予防には、一人ひとりの意識や行動力が重要なことは言うまでもありません。しかし、 “不注意”は誰にでも起こりえることですので、あらためて火災警報器の故障や電池切れの有無を確認しましょう。これから空気が乾燥し火災が発生しやすい時期を迎えます。さらなる火の用心に努めたいと思います。

 

<特集>11月は火災予防運動

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