「歳末火災特別警戒を実施 12月26日(月)~31日(土)」
総務省消防庁ホームページによると、昨年の出火件数は3万9,111件と前年に比べ4,630件(10.6%)減少し、10年前(平成17年中の出火件数)の68.1%となっているそうです(平成17年以降は減少傾向)。しかし、先日発生した新潟県糸魚川市における大規模火災のように、火災はいつ身近におきるかわかりません。火の使用が増え、空気が乾燥するこの時期には自治体広報紙にも火災への注意を促す記事が多くみられます。私たちは機会あるごとに防火意識を思い出すことが必要です。
今回は、防火に関する記事のなかから神奈川県相模原市「広報さがみはら」12月15日号の「歳末火災特別警戒を実施 12月26日(月)~31日(土)」を取りあげます。この記事では、期間中の午後10時まで消防車が地域を巡回警備・広報するというお知らせと“いのちを守る7つのポイント”が紹介されています。あらためて確認しておきましょう。
【3つの習慣】
・寝たばこは絶対にしない
・ストーブは、燃えやすいものから離して使用する
・こんろから離れるときは、必ず火を消す
【4つの対策】
・逃げ遅れを防ぐため、住宅用火災警報器を設置する
・寝具、衣類などへの着火を防ぐため、防炎品を使用する
・火災を小さいうちに消すため、住宅用消火器などを設置する
・お年寄りや身体の不自由な人を守るため、地域の協力体制をつくる
先日、効率的に大掃除を行う方法をネットで検索していたら、気になる記事が目につきました。それは、コンロ上部の天蓋、ダクトの油汚れ等を放置することにより火災危険があるというものです。どの程度の危険があるかは不明ですが、油汚れをきれいすることは、火災を防ぐ効果もあるということだとわかりました。年末の大掃除の際は天蓋の掃除もしっかり行いたいと思います。
☆平成28年度全国統一防火標語「消しましょう その火その時 その場所で」