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【働く女性の注目記事】給食は、主体的に関わる時代。「食育」が活きる子どもたち


菅田亮子

2016.12.28 西区役所だより「にし」 (平成28年12月18日) 新潟県新潟市西区

小学校の授業参観で、学校生活の楽しさを伝えようという授業がありました。日々の活動や発表会などから興味のあることがらをグループで調べ、発表するというものです。この中で男の子3人のグループが「給食」をテーマに取り上げていました。800人分の給食を7人ほどの調理師さんが作っていることや、人気メニュー「じゃが丸くん(つぶしたじゃがいもを成形して揚げたもの)」のレシピを、今どきの子どもらしく「詳しくはwebで!」と、ユーモアを交えて発表していました。

見ていて時代も変わったなと思いました。私が小学生の頃の給食は「残さない」ことが重視され、出される献立を粛々と口に運ぶだけで、食材やレシピに目を向けた記憶がありません。思えば「食育」という言葉も聞かなかったのですが、今の小学校では野菜の収穫体験をしたり、児童が枝もぎした枝豆を給食に使ったりと、折にふれて食を意識する機会が与えられています。それが今回の発表のように、自然に食の話題を取り上げる姿勢につながったのだろうと、「食育」の成果を感じた一件でした。

そんな中、新潟市西区の「にし」(平成28年12月18日号)に「いもジェンヌ給食レシピコンテスト結果発表」なる記事を見つけました。この地域で生産される紅はるかというさつまいものブランド名、「いもジェンヌ」。市内在住者などを対象に、これを使ったレシピを募集し、入賞したレシピの一部を西区内小学校の給食で提供するというものです。PDF版に最優秀賞「カレー肉ジェンヌ」の写真や入賞者の名前など詳細が載っていますが、注目すべきは6人の受賞者の中に小学生が2人もいることです。1人は6年生、もう1人は1年生というから驚きです。もちろんご家庭の協力もあったはずですが、日頃から食に関心を持っていなければできないこと。ここでもやはり「食育」が根付いているのだなと頼もしく思いました。

ところで、しっとりと甘い「いもジェンヌ」。今回初めて知ったブランドですが、私も買い物の際に探してみようと思います。なお、西区のHPからレシピ集をダウンロードすることもできますよ!

 

いもジェンヌ給食レシピコンテスト結果発表

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