新年を迎え、本年最初の大きなイベントとして成人式が全国各地で行われます。国民の祝日に関する法律によれば、成人の日は、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ための国民の祝日です。以前は1月15日でしたが、2000年から1月第2月曜日に変更されました。自治体広報紙12月号にも成人式の案内記事が数多く掲載されています。多くの自治体では1月7日から9日の間に成人式が行われるようです。

今回は、成人式に関する記事のなかから東京都小平市「市報こだいら」2016年12月20日号の「成人式のご案内」を取りあげます。小平市では、会場で特設ポストに記念はがきを投かんすると、オリジナルの消印が押されるそうです。記念はがきコーナーも設けているようなので、両親への感謝の気持ちを伝えるよい機会になりそうです。また、当日の式典をインターネットで生中継することになっています。こちらも入場できない保護者の方々にとってうれしい取り組みだと思います。

昨年10月に総務省は平成27年国勢調査確定値として日本の総人口が平成22年調査と比較して96万3000人減少したことを発表しました（平成27年国勢調査確定値）。また、今後の新成人人口については、微増微減しながら中・長期的には減少傾向で推移していき、およそ10年後には110万人を下回ると推推されています（国立社会保障・人口問題研究所）。わずか5年の間に政令市がひとつ消失したような規模で少子高齢化が進んでいます。成人の日を機に、あらためて少子高齢社会について考えてみたいと思います。なお、今年の「人口動態統計の年間推計」は1月1日に厚生労働省から発表されています。

成人式のご案内を発送・第34回 中学校生徒意見発表会