「平成29年度 市・県民税の申告が始まります」
昨年の1月から社会保障・税番号制度(マイナンバー制度)の運用が始まりました。この制度は、「社会保障・税制度の効率性・透明性を高め、国民にとって利便性の高い公平・公正な社会を実現するための制度」と説明されています(総務省ホームページ)。通知カードの未達や個人番号カードの遅れなどまだまだ問題が山積している制度ですが、今年から税の申告書類にも個人番号の記入が必要となります。今月号の自治体広報紙にも税の申告とマイナンバーに関連する記事が数多く掲載されています。
今回は、住民税の申告に関する記事のなかから鹿児島県指宿市「広報いぶすき」2017年1月号の「平成29年度 市・県民税の申告が始まります」を取りあげます。この記事は、個人住民税の平成28年分の所得に係る申告方法の説明に関するもので、今回の申告からマイナンバーの記入が必須になるというお知らせです。とくに、本人だけではなく、配偶者や子どもなど扶養家族全員の個人番号を確認できるものを持参する必要がありますので注意が必要です。この住民税の申告は、福祉・医療の給付や保育料の判定などにも使われます。必要な行政サービスを受けるために、“未申告”にならないよう申告が必要かどうか、あらためて確認したほうがいいでしょう。
マイナンバー制度は政府が名付けた通称で、正式には「社会保障・税番号制度」です。総務省や自治体ホームページには、「マイナンバー」、「個人番号」、「通知カード」、「個人番号カード」といった言葉で説明されていて、高齢者の方のみならず、若い人でさえ混乱してしまう可能性があります。本格的な運用が始まる今年はこれまで以上にわかりやすいホームページを期待します。
☆指宿市グルメ情報
「いぶすき観光ネット」には、ご当地グルメとして“温たまらん丼”や“勝武士ラーメン”、“そら豆スイーツ”などが紹介されています。