観光及び宿泊施設等の入込数を調査
自治体の重要な仕事のひとつに統計調査があります。
統計調査の結果は、政策形成に利用されたり、企業活動や研究でも利用されたりします。ただ、調査には手間や費用がかかるため、国や都道府県しか実施しない調査もあります。さらに、国勢調査のように数年おきにしか実施されないものもあります。
今回紹介するのは、北海道真狩村の広報紙にある「観光及び宿泊施設等の入込数を調査」に関する記事です。
観光入込み客数については、観光庁が全国共通の基準として「観光入込客統計作成基準」を設けています。また、宿泊客数についても、同じく観光庁が「宿泊旅行統計調査」を行っており、そこに基準があります。真狩村の調査基準は広報紙には記されていませんが、おそらく観光庁の基準に準じて調査を行っているはずです。
広報紙の記事によれば、平成28年度上半期の観光施設等入込数は51万6千人とのことです。これは前年度の上半期と比較すると約4万5千人少ないそうですが、宿泊客数が増加した施設があったり、訪問外国人も増加したりするなど、個別には明るい材料もあるようです。
統計調査に日が当たることは少ないですが、毎年きちんと調査を続け、公表することが何よりも重要です。真狩村のように、広報紙上で調査結果を公表することも大変有意義な取り組みです。