【働く女性の注目記事】食事から学ぶ地元の良さ!子供たちに自分の住む地域を愛してほしい
ここ数年、「ふるさと給食」という言葉をよく耳にします。それぞれの地域で取れた食材や地域独特の料理方法を給食に取り入れ、子供たちに自分たちが住む地域の産物、食文化を知るきっかけにしてもらおう、という「食育」の一環です。
住んでいるうちは、地元の良さや、地元独特の文化に意外と気が付かないものです。私自身、地元を離れて初めて気づいたことがたくさんありました。例えば、私の地元では給食に「鯉のから揚げ」が出てくることがあったのです。上京してからこの話をした時、かなり驚かれました。その時初めて、これが地元特有の食文化なのだと気づきました。
今の子供たちも、普段当たり前に食べているものが、実はその地域特有の産物であると気づいていないことは、多いのではないでしょうか。長野県小海町の松茸や信州牛、北海道釧路市の阿寒ポーク、福井県のアンコウ、高知県のニラマンジュウ、山梨県のほうとうなどなど。どれも「ふるさと給食」に出てくる食材・料理の一例です。どれもおいしそうで、これが給食に出てくる子供たちがうらやましいですね!
「ふるさと給食」によって、自分の住む地域にはこんなおいしいものがあるのだと気づくことができたら、それはとても素晴らしい事です。それらを作ってくれた人へ感謝する気持ちを持ち、「地元っていいな」と思うきっかけとなるのではないでしょうか。
将来、子どもたちがたとえ地元を離れたとしても、いつまでも育った地域を大切に想ってほしい。「ふるさと給食」が、地元を愛する大きなきっかけになるのでは、と期待しています。