【働く女性の注目記事】中身は借りてからのお楽しみ!図書館発『本の福袋』
みなさんは最近本を読んでいますか?「読んでいる」という方は、どんな風にその本を選びましたか?
近年、リアル書店の売り上げ低迷や新聞発行数の減少により「活字離れ」が叫ばれています。
とは言うものの、昨年ある書店の「本の表紙を隠して売り出す」という今までになかったアイデアが話題となり、全国に広がったことは記憶に新しいですね。
最近の図書館でも、開けるまで中身が分からない『本の福袋』という企画が面白いと人気を得ているそうなんです。
千葉県にある八街市立図書館では今年1月に「新春・本の初読み」と呼びかけ、おすすめの本を5冊ごとにまとめた『本の福袋』を貸し出したところ、これが話題に。
図書館職員や「ジュニア司書マイスター」をつとめる大学生らが詰めた福袋にはそれぞれテーマがあり、一般向けには「青春スポーツ小説」「無限に広がる大宇宙」、また児童向けには「猫大好き」「不思議な名前」など、想像力をかき立てるような工夫も利用者に好評だったそうです。
6月3日から始まった第2弾のテーマは「私が最近読んだ本」。今回は図書館職員だけでなく八街市長や市議会議長などが自ら選定した本が入っているのだとか。
家族や友人間で「これ面白かったよ!」と読んだ本を勧めることはありますが、市長や議長が普段どんな本を読んでいるのか、そのセレクトも気になりますよね。
今まで読んだことのないジャンルや、自分では選ばないような本でも、こうした勧めで読んでみると、心にビビッとくる出会いがあるかもしれません。
活字離れもなんのその!読書の幅を広げるチャンスとして、図書館を利用する新たな楽しみになりそうです。