八女のおひなさまたち展
ひなまつりが、いつ頃から始まったのか歴史的には明らかではないそうですが、国立歴史民俗博物館ホームページでは「上巳(じょうし)(三月三日節)に行われる雛まつりの行事は、江戸時代に入ってから広まりをみせ、多くの女性たちの支持を集めました。儀式が定着するにつれ、その装飾は華麗なものとなり、時代時代の流行を取り入れながら、寛永雛、元禄雛、享保雛、次郎左衛門雛、有職雛、古今雛と俗称される多彩な雛人形や、精巧に作られたミニチュアの道具類が生みだされていきました」と解説されているように、ひな人形は江戸時代以降に始まったと言えそうです。
現在、マイ広報紙では「ひなまつり特集」を掲載しています。この特集では、北は北海道から南は鹿児島までの全国のひなまつりに関するイベントや展示の記事を読むことができます。たとえば、全国でも有数のひな人形の産地である福岡県八女市では、江戸時代に八女で生まれた「箱びな」や豪華な段飾りなどが展示されているそうです。そのほか特集では以下のような記事が掲載されています(一部)。
・山形県:旧家に伝わる古今雛や押し絵雛など古き良き時代の雛飾りの展示(天童市)
・埼玉県:約1000体の雛人形の展示(志木市)
・静岡県:徳川慶喜公の孫、高松宮妃喜久子さまがご成婚の際にお持ちになった京びなの展示(静岡市)
・愛知県:二川宿の旧家に残るひな人形、御殿飾り、つるし飾りなどの展示(豊橋市)
・佐賀県:鍋島家に受け継がれてきたひな人形・ひな道具約500点の展示(佐賀市)
・鹿児島県:篤姫のひなまつりの展示(指宿市)
このように全国で歴史・伝統あるひな人形の展示が数多く行われています。ひな人形の展示は3月3日以降も行う自治体が多いので、お近くの方は見学に行けそうですね。ところで、毎年2月下旬に飾っていたわが家のひな人形ですが、今年はマイ広報紙で各地のひなまつり記事を読ませていただいたおかげで、例年よりも早く飾ることができました。
☆マイ広報紙“ひなまつり特集”はトップページの右上の特集記事から読むことがきます。