【働く女性の注目記事】よく噛み、正しく磨き、よい歯を保とう! 11月8日は「いい歯(118)の日」です。
「8020運動」をご存知ですか? 「80歳まで自分の歯を20本以上保ちましょう」という目標を掲げ、日本歯科医師会と厚生労働省が共に提唱している活動です。そして活動推進の一環として「いい歯の日」が設定されました。
東京都足立区のあだち広報10月25日号に「11月8日はいい歯の日」という記事がありました。足立区では保育園・幼稚園に通園していない子どもを対象に歯科健診を行っているそうです。健診の機会が少ない子を診てもらえるのは安心ですね。その他に8の付く日を(歯ち)とし、野菜と噛み応えのある食材を使ったメニューをお手頃価格で食べられる「野菜からかむカムランチキャンペーン」を開催しているそうです。
近年日本の食生活は欧米化が進み、柔らかいものや油脂・糖類を多く含んだものを好む人が増えています。その結果として噛む回数が減り、唾液の分泌が少なくなっています。唾液には消化を助け、口内細菌を減らし、歯や骨の発達を促進するなど大切な働きを持っているそうです。噛む回数が減る→唾液が減る→虫歯や歯周病が増えるという悪循環になります。
平成25年12月、ユネスコ無形文化遺産に「和食」が登録されたように、日本人の伝統的な食文化が改めて見直されています。昔ながらの和食が健康に良いとされ、日本のみならず諸外国からも注目されているのです。本来の和食は素材の食感を大切にし、固いものもよく食されていました。日本に生まれ、和食を日常的にいただける環境があることをありがたく感じながら、子供にも歯と食の大切さを伝えていきたいと思います。