【働く女性の注目記事】地域住民に寄り添う「コミュニティ放送局」が注目されています
身近な情報をキャッチできる地域のコミュニティ放送局。みなさんは地元の番組を聞いたことはありますか? コミュニティ放送局とは、半径10~20キロ程度を受信エリアとする狭域の電波放送です。FM放送の周波数帯を利用しているため「コミュニティFM」とも言われています。平成4年に総務省が制度化し、現在は全国各地に300を超える放送局ができました。
広報やおつ(平成29年1月号)で紹介されている「FMらら」は、岐阜県可児市、美濃加茂市、御嵩町を中心に中濃地域を対象にした放送局です。地元の口コミやお得情報など、身近なお役立ち情報が提供されています。
コミュニティ放送局は、震災などの大規模災害時の情報発信源としても注目されています。東日本大震災では、ライフラインがシャットアウトされた混乱の中で、近隣の被災状況や水や食料の配給物資情報など、地域住民が本当に必要とする情報を被災地の放送局が発信し続けました。心細い時間を過ごす住民の心の支えとなり、励みになったことでしょう。
地域住民の思いや身近な情報がラジオを通じて共有できるコミュニティ放送。最近は、スマートフォンやパソコンのインターネットアプリを利用すると、どこからでも全国のコミュニティ放送が聴けるようになりました。お気に入りの放送局を見つけるのも楽しいですね。